私は昔からアニメーション作品が好きで、色々な作品を見てきました。
私が見ていて特に面白いなと感じるのは、”見たことない”と感じる要素が多い作品です。
最近は仕事も忙しくあまり本数を見れていないのですが、最近見た中で特に面白かった作品は、
「さよならララ」と「天幕のジャードゥーガル」という作品です。(2026年7月~9月放送)
「さよならララ」は、童話の人魚姫をベースにした作品で、
アンデルセンの童話では人魚姫が人間に恋をし、最後には泡になって消えてしまう、という悲しい物語です。
さよならララは、一度は泡になって消えたはずの人魚姫のララが、2026年の滋賀県の琵琶湖に蘇り、再び泡になってしまう前に、”本当の愛”を探す、という物語です。
童話と異なる点は色々あるのですが、大きな違いは、人魚姫に人間の友達ができるという点にあると思います。
童話では孤独な人魚姫でしたが、さよならララでは、人魚姫のララにボクシング部の女子高校の友達ができ、
一緒に生活したり、アルバイトをしたりする中で、互いに親友や家族のように思える関係になっていきます。
物語の内容も見たことがないなと思ったし、映像も少し昔のアニメのセル画を彷彿させるような独特の質感の表現になっていて、面白いなと思いました。
「天幕のジャードゥーガル」は、13世紀のモンゴルを舞台にした作品で、
主人公はモンゴル帝国に侵略を受けた近隣国のイランの奴隷の少女です。
イランの裕福な家庭の奴隷だったシタラは、雇い主の家族と穏やかな日々を過ごしていましたが(奴隷と言っても過酷な労働や非人道的な扱いを受けるようなことはない)、
ある日モンゴル帝国の略奪によって家族を失い、モンゴルの捕虜となります。
大切な故郷と家族を奪われた憎しみを晴らすため、憎しみを押し殺しながら有能な知恵者としてモンゴル帝国の皇帝の身辺に取り入って、
内部からモンゴル帝国の崩壊を目指す、という物語です。
まずイスラム教徒の主人公という作品を見たことがなかったし、
13世紀ごろのモンゴル帝国(あのチンギス・ハーンの崩御後が物語の始まり)の歴史も知ることができるし、
主人公シタラの、復讐したいはずのモンゴルが段々と居心地良く感じてきてしまう、だけど憎しみを忘れてはいけないんだ、という葛藤も見応えがあって非常に面白い作品だなと感じました。
映像についても、原作漫画のテイストでデフォルメされたような可愛らしいキャラ造形ですが、
内容はもの凄くシリアスなので、そのギャップも面白く見れました。
ぜひ見たことが無いものを見たい方は、
「さよならララ」と「天幕のジャードゥーガル」を見てみてください。
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