日本語の「ん」には複数の発音があるのをご存じでしょうか。
「本」「本格」「本心」「本体」「本人」「本物」「本屋」それぞれ発音してみると、唇が閉じたり閉じなかったり、舌を上あごにつけたり前歯につけたり色々なパターンがあると思います。全部で何種類に分けるかは文献によるそうですが、少なくとも3種類以上には分けられるようです。
これらの発音は後ろにくる字によって変化します。例えば後ろがマ行やパ行なら唇を閉じる、タ行なら舌を前歯につけるというような感じです。
言われてみると確かにその通りですが、「ん」の発音を練習したような覚えはないので、日本語を喋っているうちに自然と習得したのだと思います。外国語を学ぶときに単語を上手く発音できないということは多々あります。知識として覚えることも必要ですが、実際にたくさん話して鍛えていくほうが近道なのでしょう。声に出すと記憶に残りやすいというような話とも関係したりしなかったりするのかもしれません。

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