ずっと買うのを迷っていた全14巻の古本をネット書店で購入しました。思いのほか状態の良い本が届きましたが、一応一冊ずつ点検しようと、パラパラめくっていると、一冊に古い葉書が挟まっていました。なんと1991年の消印です。
すぐ捨ててもよかったのですが、住所が近年旅行した関西の地名だったので、できればお返ししたいと思い始め、ネット地図で住所検索してみました。
地図で示されたところにはある店舗の名前が出てきました。おまけに、店舗情報に古そうなお店の写真があり、電話番号もはっきり写っていたので、しばらく悩んだ末、思い切って電話をかけてみました。
かなりご年配の店主は、最初は話がかみ合わなかったのですが、怪しむこともなく対応してくれて、手紙の主はこの方ではなく、同じ番地(一角)のXXさんとご存じでした。
けれど「もう死んだよ」と。もとは本屋さんだった方だそうで、この本はご自分のお店の商品だったのかも知れません。
ご家族がまだ住んでいらっしゃるとのことだったので、お礼を言って電話を切りました。
34年も経ってここまで辿り着いたのも何かのご縁かと思い、葉書は書かれた住所氏名宛に匿名で郵送しました。
届いた本は大切に読みます!
A-Bay☆