読書の秋だからということでもないですが、最近読んだ本が面白かったので紹介します。
君嶋彼方さんの「君の顔では泣けない」という本を読みました。
高校生の男女の身体が入れ替わってしまう、という新海誠の「君の名は」を彷彿とさせるような、
言ってしまえば、よくある内容かなと最初は思いました。
「君の顔では泣けない」の面白いところは、
15歳で身体が入れ替わってしまった男女が、入れ替わったままでお互いの人生を生き続け、
そのまま大人になっていく、というところです。
はじめのうちは、身体が元に戻った時のために、互いの友人関係や家族との関係を壊さぬよう、
身体の人格を演じ続けるのですが、元に戻れないまま高校を卒業し、大学へ進学し、大人になっていくなかで、
次第に、互いの生きたいように生きよう、という風に考えが変化していきます。
元々男の子だった主人公も、男性の恋人ができ、出産を経験したり、
徐々に女性として生きることを受け入れて変化していく過程が興味深く読めました。
U